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駅伝オタクの自己満足

駅伝オタクの管理人によって2017年末に設立。自己満足で更新しつつ陸上ファンが増えることを願う日々。毎日更新予定

東京マラソンで快挙!

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東京マラソンで快挙!

・16年ぶりの快挙!
 2002年10月に行われたシカゴマラソンで高岡寿成さん(当時カネボウ、現同チーム監督)が打ち立てた2:06:16という日本記録。以来15年以上もの長きに渡り更新されずにいた。
※従来の国内最高記録は2000年に行われた福岡国際マラソンで藤田敦史選手(当時富士通、現駒澤大学コーチ)が出した2:06:53
 一方、世界記録は高岡選手が日本記録を更新してからの15年間で2分以上更新している。しかも1人や2人ではない。国際大会で無双するアフリカ人選手。日本人選手は国際大会での表彰台から遠のいてしまったのだ
 この停滞を杞憂した日本陸上競技連盟は2015年4月に「フルマラソンの日本記録を更新した選手に1億円、指導者に5000万円の報奨金を出す」と宣言。選手のモチベーション向上に繋がったのか好記録が続出。昨年行われた福岡国際マラソンでは大迫傑選手の快走もあり、世論も日本記録の更新に関心を持つようになった
 そして本日行われた東京マラソンで今年のニューイヤー駅伝4区で区間賞を獲得した設楽悠太選手(Honda)が2:06:11というタイムを出して、難攻不落の日本記録を見事に更新した(MGC出場権も獲得)。設楽選手は昨年行われたウスティハーフマラソンで1:00:17というタイムを出し、ハーフマラソンの日本記録も更新している。今日の走りで2種目の日本記録保持者となった設楽選手のことは称えたい

・縮まった世界との差
 「マラソン日本」の復活に向けて最大の壁というべきアフリカ人選手との実力差。今回の東京マラソンではどう変わったか、そして設楽選手をはじめとした日本人選手の走りは高速レースで通用したのか?
 個人的な感想としては「通用した。だがスピードと反応速度はもっと高められる」という感想に留めておく(期待の裏返し)
 まず通用した点。ハイペースの中でも大崩れせずに「代表クラスのアフリカ人選手相手に勝利した」というのはこれまででは考えられなかった。国際大会でこのような安定した走りができれば、メダル争いに絡むことは十分にできるだろう
 一方で急激なペースアップへの対応はまだ難しかったともいえる。国際大会で走るアフリカ人選手は1km3:00ほどのペースから一気に2:50ほどのペースに上げることが多い。そしてハイペースを維持したままゴールへ向かうのだ。そのためペースアップに対応する力を付けることが東京オリンピックまでの課題だろう

・MGC出場者は?
 設楽選手以外にMGCへの出場権を獲得した選手は何と5名もいる。そのメンバーは…
・井上大仁選手(MHPS)
・木滑良選手(MHPS)
・宮脇千博選手(トヨタ自動車)
・山本憲二選手(マツダ)
・佐藤悠基選手(日清食品グループ)
 以上の5名が出場権を獲得した。増えつつあるMGC出場者については明日取り上げる予定

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