・西脇多可新人駅伝とは
　2008年から行われている兵庫県西脇市～多可郡～西脇市の往復21.0975kmのコースを男子は2周、女子は1周走る大会である。全国から多くのチームが参加しており、来月行われる春の高校伊那駅伝と並ぶ新人戦として注目されている



・コースの特徴は？
①男子
・1区は10kmの間に約40m登るハードなコース
・2区は2.6kmの間に登り→下りを走るコース
・3区は8.545kmの間に約30m登るコース
・4区は8.05kmの間に登り下りが続くコース
・5～7区は下るため好タイムが出るコース
※3km→5km→5km
　というコースである

②女子
・1区6kmは男子1区の前半と同じコース
・2区4kmは男子1区の後半と同じコース
・3区2.6kmは男子2区と同じコース
・4区3.4975kmは男子3kmの前半と同じコース
・5区5kmは男子3区の中盤～終盤と同じコース
　というコースである



・結果は？
　まずは男子から…
1位、倉敷高校2:07:34
2位、須磨学園高校2:08:15
3位、豊川高校2:08:20
4位、洛南高校2:08:30
5位、佐久長聖高校A2:09:05
6位、西脇工業高校2:09:23
7位、佐久長聖高校B2:09:53
8位、藤沢翔陵高校2:10:16
9位、大牟田高校A2:10:06
10位、九州学院高校2:10:10
11位、東京実業高校2:11:26
12位、関西大学北陽高校2:12:01
13位、智辯カレッジ高校2:12:04
14位、京都外大西高校2:12:19
15位、西条農業高校2:12 26
16位、西脇工業高校B2:13:17
17位、伊賀白鳳高校2:13:22
18位、浜松日体高校2:13:27
19位、和歌山北高校2:13:29
20位、滋賀学園高校2:13:36
　昨年の全国高校駅伝で総合2位だった倉敷高校が7年ぶりに優勝を果たした。昨年の全国高校駅伝に出場した円健介選手、昨年の全国高校総体(インターハイ)3000m障害で優勝したフィレモンキプラガット選手が出走しない中での独走は称賛に値するだろう
　2位に食い込んだ須磨学園高校も昨年の全国高校駅伝で8位入賞を果たしたメンバーを中心に終盤まで倉敷高校とデッドヒートを繰り広げた。一昨年、昨年の全国高校駅伝兵庫県予選では西脇工業高校としのぎを削っているが今年は今のところ一歩前進した形となった
　昨年の全国高校駅伝で優勝した佐久長聖高校は主力選手を2チームに分散する形で出走し、それぞれ5位・7位と健闘した。春の高校伊那駅伝、全国高校駅伝2連覇へ向けて準備は整っている

　お次は女子
1位、長野東高校A1:09:34
2位、成田高校1:11:06
3位、立命館大学宇治高校1:11:27
4位、長野東高校B1:11:53
5位、比叡山高校1:12:50
6位、北九州市立高校1:13:27
7位、京都光華高校1:13:33
8位、西脇工業高校1:14:45
9位、智辯カレッジ高校1:15:04
10位、大阪桐蔭高校1:15:15
11位、常葉大学菊川高校1:15:53
12位、和歌山北高校1:16:11
13位、西条農業高校1:16:43
14位、遊学館高校1:16:47
15位、大垣日大高校1:16:48
16位、立命館・京都光華合同チーム1:17:14
17位、摂津高校1:17:22
18位、草津東高校1:17:28
19位、埼玉栄高校1:17:32
20位、鳥取城北高校1:17:48
DNF、大阪薫英女学院高校
　女子は明暗が分かれた形となった
　昨年の全国高校駅伝で2位に食い込んだ長野東高校が5区間中3区間で区間賞を獲得し、2位の成田高校に1分32秒もの大差を付けるという圧倒的な展開で優勝を果たした。区間賞を獲得した3名とも全国高校駅伝に出場しており、区間上位で走っている実力者である。春の高校伊那駅伝では昨年敗れた仙台育英学園高校相手にリベンジをすることが見ものである
　一方、一昨年と昨年の西脇多可新人駅伝を制しており、優勝候補筆頭であった絶対女王こと大阪薫英女学院高校はまさかの記録なしに終わってしまった。話によると4区の途中でコースアウトをしてしまったことで途中棄権という判定になってしまったとのこと…。しかし3区終了時点では3位に付けており地力はある。春の高校伊那駅伝で反撃をしてほしいものだ

明日は「嵐の前の・・・」というタイトルでお送りしまーす

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