法政大学ーオレンジエキスプレス、再運行!ー
1区:土井大輔選手(3年)、区間14位/15人中
2区:坂東悠汰選手(3年)、区間11位/14人中
4区:松澤拓弥選手(2年)、区間8位/13人中
5区:青木涼真選手(2年)、区間1位/14人中
6区:佐藤敏也選手(2年)、区間3位/18人中
7区:岡原仁志選手(2年)、区間5位/11人中
8区:大畑和真選手(3年)、区間6位/14人中
10区:矢嶋謙悟選手(3年)、区間9位/14人中
今年の箱根駅伝では4区終了時点で14位。2年連続のシード権獲得は絶望的かと思われた。しかし5区を走った青木選手が9人抜きの快走(現行コースでは区間新記録)で往路を5位で終えると、6区を走った佐藤選手は4位まで押し上げ一時は3位が見える位置まで追い上げた。青木選手、佐藤選手ともに2年生であり今後2年間はアドバンテージを得ることができる。更に3年生も充実している。1区を走った土井選手・2区を走った坂東選手・8区を走った大畑選手・10区を走った矢嶋選手に加えて、今回は出場しなかった福田兼至選手や鈴木亮平選手をはじめとした選手が揃っている。過去最高順位の3位へ向けて視界は良好だ
城西大学ー今大会最大のアップセット!ー
1区:西嶋雄伸選手(2年)、区間13位/15人中
3区:中島公平選手(3年)、区間10位/16人中
4区:金子元気選手(3年)、区間3位/13人中
5区:服部潤哉選手(3年)、区間4位/14人中
6区:菊地駿弥選手(1年)、区間15位/18人中
8区:大石巧選手(3年)、区間3位/14人中
9区:中原佑仁選手(2年)、区間9位/12人中
10区:荻久保寛也選手(2年)、区間7位/14人中
予選会下位通過のときの
城西大学は本戦で強い(過去3回のシード権獲得はいずれも予選会を6位以下で突破)。そう改めて感じさせる内容であった。3区終了時点では11位(10位と46秒差)。しかし4区を走った金子選手が3年生以下の選手の中では3番目のタイムで走りきると、5区を走った服部選手は一時は区間2位のタイムで走りきり往路を6位で終える。復路でも8区を走った大石選手、10区を走った荻久保選手の力走を中心に粘り3年ぶりにシード権を獲得する。今回はベンチだった選手の中にも垓下拓斗選手(3年)、菅原伊織選手(1年)を中心に選手は揃っている。まだ達成していない2年連続のシード権獲得へ向けた挑戦が始まる
拓殖大学ー攻めた往路、粘った復路ー
1区:馬場祐輔選手(3年)、区間8位/15人中
2区:ワークナーデレセタソ選手(3年)、区間4位/14人中
3区:赤崎暁選手(2年)、区間7位/16人中
5区:戸部凌輔選手(3年)、区間7位/14人中
6区:硴野魁星選手(3年)、区間7位/18人中
7区:石川佳樹選手(1年)、区間4位/11人中
8区:白髪大輝選手(3年)、区間13位/14人中
9区:中井慎吾選手(2年)、区間5位/12人中
2区を走った新主将のデレセ選手が8人抜きの快走で5位まで押し上げると、勢いそのままに往路は過去最高順位となる4位と大躍進。復路でも6区を走った硴野選手・7区を走った石川選手の走りでシード権獲得を確実なものとし、8位でゴールして4年ぶりのシード権を獲得した。7年前のシード権獲得時(総合7位)・4年前のシード権獲得時(総合9位)と同じように留学生選手が2区で順位を押し上げ、そのアドバンテージを生かしてシード権を獲得するという戦法をとっている。来年は馬場選手・デレセ選手という10000m28分台を誇るスピードランナーが最終学年となるため、更なるアドバンテージの確保。そして岡田正裕監督体制初の2年連続シード権獲得を目指す
帝京大学ー若く、速いロード巧者!ー
1区:岩佐壱誠選手(2年)、区間11位/15人中
2区:畔上和弥選手(3年)、区間9位/14人中
3区:濱川駿選手(3年)、区間11位/16人中
4区:竹下凱選手(3年)、区間4位/13人中
5区:平田幸四郎選手(2年)、区間5位/14人中
6区:横井裕仁選手(3年)、区間4位/18人中
8区:田村丈哉選手(2年)、区間8位/14人中
9区:小森稜汰選手(2年)、区間6位/12人中
10区:島貫温太選手(2年)、区間11位/14人中
例年は強い4年生を中心に戦う
帝京大学。しかし今年は2年生5人、3年生4人という若いチームで臨んだ。2年ぶりのシード権獲得の原動力となったのはまず4区を走った竹下選手だろう。前方との差を着実に詰めて後続の選手への負担を軽減させた点は評価したい。そして6区を走った横井選手の走りも称賛したい。12位で出走しながらも中継所までに5人を抜いて7位で襷を繋いでチームに勢いをもたらした。今回出走しなかった1年生の中には小野寺悠選手・星岳選手をはじめとした実力者がおり、来年の箱根駅伝でも上位進出の足掛かりはできている
中央学院大学ー何とか合わせて生き残る!ー
2区:市山翼選手(3年)、区間13位/14人中
3区:横川巧選手(2年)、区間13位/16人中
4区:高橋翔也選手(1年)、区間6位/13人中
6区:樋口陸選手(3年)、区間6位/18人中
8区:有馬圭哉選手(2年)、区間7位/14人中
9区:廣佳樹選手(3年)、区間9位/12人中
10区:藤田大智選手(2年)、区間12位/14人中
高砂大地選手(2年)の欠場もあり、3区終了時点で17位。10位まで2分以上の差が付くという絶望的な展開を迎えていた。しかしその流れを変えたのは4区を走った高橋選手であった。順位こそ1つ押し上げるに留まったものの、前との差を詰めて希望をもたらした。そしてシード権獲得に前進したのは6区を走った樋口選手の力走である。一昨年・昨年と好走しており期待されていたが、今年も何とか箱根駅伝に間に合わせ区間6位(4年生含む)の走りを見せた。8区を走った有馬選手以降猛烈な追い上げを見せられたものの、10位を守りきり大学初となる4年連続でのシード権を獲得した。高砂選手の戦列復帰等の条件が噛み合えば更なる上位進出も狙える
サイトはこちら