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駅伝オタクの自己満足

駅伝オタクの管理人によって2017年末に設立。自己満足で更新しつつ陸上ファンが増えることを願う日々。毎日更新予定

オレンジビーチマラソンで波乱・・・

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オレンジビーチマラソンで波乱・・・

・オレンジビーチの結果は?
 昨日行われたオレンジビーチマラソン。今年も駒澤大学の選手が招待され、表彰台を独占した。気になる結果は…………





1位:神戸駿介選手(1年。30:13)

2位:白頭徹也選手(3年。30:20)

3位:原嶋溪選手(2年。30:45)





 という結果となった。何と1年生の神戸選手が今年の箱根駅伝にも出場し、優勝候補筆頭であった白頭選手に先行するという波乱を起こした。駒大スポーツのインタビューでの談話によると「主将の物江選手から「(箱根駅伝)メンバー外の選手が突き上げていかないといけない」と言われた」と語っており、有言実行という形となった



・神戸選手はどんな選手?
 町田駅近くにある町田市立第二中学校出身であり、東京都の名門クラブであるKMC陸上クラブに所属。同期の選手には昨年の全国高校駅伝に出場した渡邉海選手(現立教大学。神戸選手とは中学も同じ)をはじめとした実力者が揃っており、第4回東京駅伝(東京都の自治体対抗の中学駅伝)では町田市代表として優勝に貢献している
 そんな神戸選手が進学したのは都立松が谷高校。敷地は狭く、400mトラックも無いという都立高校の典型的な高校である。しかし神戸選手は1年時から素質を開花させ、11月の八王子ロングディスタンスでは14分台に突入する。更に2年時の2月の青梅マラソン10kmを30分台で走りきるなど都立高校の生徒というハンデを感じさせない走りを見せる。そして3年時の8月には選抜10000mに出場。暑さもあって自己ベスト更新とはならなかったものの、全国の駅伝ファンに存在を認知されるようになった(ちなみに同レースには大学で同級生となる伊東颯汰選手も出場)。そして3年時の秋、神戸選手は意外な進路を選択する
 神戸選手は進学先として駒澤大学を選択するものの、スポーツ推薦(セレクション)には参加せず一般推薦で仏教学部に入学した。神戸選手は駒澤大学の推薦基準(5000m15分以内)を満たしているが、あえて一般推薦という形で入学した理由として駒大スポーツのインタビューで「スポーツ推薦ではない自分が強くなることで新たな道を切り開きたいから」と話している
 大学入学後、素質が更に開花する。4月の世田谷記録会5000mで自己ベストを大幅に更新。更に6月の日体大記録会5000mで自己ベストを再び更新するなどトラックで気を吐いた。駅伝シーズンともいえる秋以降に行われたロードレースに出場しなかったため、心配されていたものの昨日の快走で心配は払拭されただろう。将来が楽しみな選手である



・昇り龍となるか?
 オレンジビーチマラソン優勝者は卒業後や翌年以降ブレイクすることが多く、過去の優勝者は八千代工業のエースとなった猪浦舜選手や今年の箱根駅伝で2区を走った山下一貴選手をはじめとした実力者揃いである。神戸選手のタイムは彼らのような実力者と遜色ない(山下選手よりは30秒以上速く、歴代の1年生でもトップ)。来年以降駅伝で活躍する姿を見ることができると期待したい
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