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駅伝オタクの自己満足

駅伝オタクの管理人によって2017年末に設立。自己満足で更新しつつ陸上ファンが増えることを願う日々。毎日更新予定

好記録続出の奥球磨ロードレース!

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好記録続出の奥球磨ロードレース!

・奥球磨ロードレースとは?
 熊本県水上村を中心とした奥球磨地区で2012年から行われているロードレースであり、5kmの部・10kmの部・ハーフマラソンの部に分かれている。今回は高校男子10kmの部と一般男子ハーフマラソンの部に焦点を当てたい

・ハイレベルの高校生
 まずは高校10kmの部。実力者が揃い、大会記録に肉薄するペースで推移した。結果は…

1位、キムンゲサイモン選手(30:13)

2位、高津浩揮選手(30:20)

3位、伊東大暉選手(30:24)

 という結果となった。やはりと言うべきか流石と言うべきか、東海大福岡高校のキムンゲサイモン選手が大会記録にあと4秒まで迫る走りを見せた(大会記録は大牟田高校(当時)の古賀裕樹選手、竹元亮太選手が出した30:09)。昨年末の全国高校駅伝3区を走り、区間12位となったの実力を遺憾なく発揮する形となった。大牟田高校に勝利し、全国高校駅伝に出場した今年度。来年度も連続出場するためにはサイモン選手の快走が必要不可欠である
 驚いたのは2位に食い込んだ九州学院高校の高津浩揮選手の走りである。昨年の西脇多可駅伝にこそ出場したものの、5000mは15分を切っておらず今年の全国高校駅伝にも出場していない。しかしこのレースで存在感を示し、メンバーに名乗りを挙げた。九州学院高校には全国高校駅伝1区で区間2位となった井川龍人選手がいるものの、井川選手と並んでエース。またはエースのを脅かすかもしれない
 3位には全国高校駅伝6区を走った鹿児島実業高校の伊東大暉選手が樟南高校の山内健登選手との競り合いを制して入った。5000mでも14分30秒台と高校2年生の中では高いレベルのスピードを誇るが、10kmでも結果を残した。来年度の全国高校駅伝では8km以上の区間で見たいものである

・やはり強かった実業団選手
 続いてはハーフマラソンの部。今回は1時間2分を切る快走が見られた。結果は…

1位、カレミズク選手(1:01:48)

2位、メラクアベラ選手(1:01:57)

3位、ジョエルムァウラ選手(1:03:01)

 という結果となった。ニューイヤー駅伝から復調してきたトヨタ自動車九州のカレミズク選手が大会記録を大幅に更新する走りを見せて優勝した。豊川高校時代にインターハイ優勝、全国高校駅伝では3区で区間賞の走りを見せて優勝に貢献している。更に実業団に入社してから10000m27分台前半を出し、2015年の甲佐10マイル(16.03km)では45分台前半のタイムを出している。来年度はニューイヤー駅伝でも快走を見せてほしいものである
 ズク選手と競り合いながら2位に付けたのは黒崎播磨のメラクアベラ選手。名前を聞いたことのある陸上ファンも多いだろう。2016年の別府大分毎日マラソンで2時間9分27秒というタイムを出して優勝し、契約が終了する予定であった黒崎播磨との契約を延長し、日本に残ることができたという逸話のある選手である。ロードレースには強く、1時間2分を切る自己ベストの走りを見せた。フルマラソンでも自己ベストを更新してほしいものである
 アベラ選手と同じ黒崎播磨のジョエルムァウラ選手が3位に付けた。今回のトップ3の選手の中では最も知名度の高い選手だろう。倉敷高校史上初の留学生であり、全国高校駅伝に2度進出している。特に3年時は3区を走り、区間賞の走りを見せて優勝に貢献している。ルーキーイヤーながらアベラ選手を差し置いてニューイヤー駅伝にも出走しており、スピード面では申し分のない選手である。今回はズク選手、アベラ選手から遅れてしまったものの高校時代に1時間59秒というタイムで走っており、ハーフマラソンでの走力も高い。フルマラソンに挑んでほしい選手である

・ちなみに…

①学生トップ3
1位、住田優範選手(1:03:11)

2位、中川翔太選手(1:03:34)

3位、岩見秀哉選手(1:03:36)

②日本人実業団選手トップ3
1位、藤本拓選手(1:03:17)

2位、倉田翔平選手(1:03:23)

3位、林竜之介選手(1:03:30)

※川内優輝選手は1:03:28

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