最強の靴の争奪戦・・・

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2024/04/27 18:57

最強の靴の争奪戦・・・

・ヴェイパーフライ4%とは？
　NIKEの開発したソール(かかと)部分を分厚くした靴であり、従来の靴よりも軽いことも特徴である。ソール部分が分厚いためフォアフット走法(つま先着地。アフリカ系ランナーに多い走法)に適している。先日行われたBreaking2(非公認記録ながらフルマラソンで2時間を切るというイベント)で優勝したエリウドキプチョゲ選手や福岡国際マラソンで2時間7分19秒という好記録を出した大迫傑選手も使用している

・夢の争奪戦!?
　そんなヴェイパーフライ4%の中でもキプチョゲ選手の靴をモデルとした「ヴェイパーフライエリート(日本限定カラー)」が2月3日に発売される。数量限定で定価は59400円と高いものの、購入者は多いだろう
　そして今回の発売に当たりNIKE+RUNCLUBはFacebookで以下の告知をした

詳細はこちらから
　何と発売日に東京都江東区にある夢の島陸上競技場でヴェイパーフライエリートの購入権を懸けたレースを実施するのだという。夢の島で行われるまさしく夢を懸けた勝負である

・内容は？
　NIKE+RUNCLUBによると…
　・シューズサイズは24.0～29.0cmの6種類
　※～.5cmは無し
　・サイズごとに組分けされる→400mトラックを1km5分ペースで走る→徐々にペースが上がっていき、最後の1人になるまで続く→上位の人から購入権を獲得できる
　・参加費は59400円(定価)
　・時間は11:00～15:30予定etc.
　とのことである。誰が獲得できるか楽しみだ

・経営戦略としては？
　今回の試みは筆者の個人的な見解として「革新的であり、話題性もあるため良いものである」と考えている
　まずこのレースで上位に入る人は走力の高い人である。つまり継続して使用し続ける可能性が極めて高く、マラソン大会等に参加すれば宣伝に繋がる。更に努力して勝ち取ったものであるため、安易に転売を試みようという心理も働かないだろう。そしてこの価格設定である。税込みで59400円という高額に設定したことで超過需要を防ぐことができる。恐らく転売をする場合、転売者は安くても7～8万円に設定するだろう。これだけの価格では需要が発生しがたい。つまり転売ビジネスが成り立たなくなるのだ
　終盤は逸れてしまったがこのような転売対策を立てつつ、宣伝も行うという経営戦略は評価すべき点である

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