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駅伝オタクの自己満足

駅伝オタクの管理人によって2017年末に設立。自己満足で更新しつつ陸上ファンが増えることを願う日々。毎日更新予定

留学の波!

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留学の波!

・リンズィーヘレナ芽衣選手留学
 昨日陸上競技マガジンで発表された高校生の進路情報。その中でも最も反響が大きかったのは市立金沢高校のリンズィーヘレナ芽衣選手のバージニア大学への進学だろう。中学時代から全国トップレベルの走力を見せていたリンズィー選手。アメリカで力を付けて、日本代表として東京オリンピックやパリオリンピックの代表争いに名を連ねてほしいものである

・リンズィー選手とは?
 横浜市立金沢中学校時代に陸上競技を始めると、メキメキと上達。始めてから2年ほどで全国中学選手権1500mで6位に入る快走を見せる。中学3年時の東日本女子駅伝では3区を走り、区間2位の力走を見せてロードでの強さも見せた
 市立金沢高校に入学後は3年連続で全国高校総体1500mに出場するなどトラックでの実績は同世代トップレベルであり、全国高校駅伝の出場こそ果たせなかったものの今年の都道府県対抗駅伝でも6区を走り区間7位の好走を見せた
 父親のドゥーグル・j,リンズィーさんはオーストラリア出身の海洋学者であり、クラゲや深海生物の研究の第一人者として知られている。更に俳人としても知られており、生物の生態を表現した句を詠んでいる

・バージニア大学とは?
 アメリカのバージニア州にある大学であり、200年以上の歴史を誇る州立大学である(日本でいう国公立大学)。NCAA(全米大学体育協会。日本でいうインカレ)の陸上競技では3部あるうちの最上位に位置する1部に付けており、運動面に力を入れていることが分かる。更に世界大学ランキングでは121位に付けている。東京大学が36位、京都大学が91位であることを考えると優秀な学生が多いことが伺える。部活動と両立しながらこのような優秀な大学への進学を実現させることは並大抵のことではない。その点で敬意を表したい

・過去の留学生
①打越雄允さん(ボイシ州立大学)
 國學院久我山高校時代2年時に世界ユース陸上競技選手権3000mに出場経験を持ち、3年時には5000mで13分台を叩き出したスピードランナーである。同年の都道府県対抗駅伝1区で区間4位の好走を見せて東京都代表の躍進に貢献した。1年間の浪人生活を経て、2015年冬にボイシ州立大学に編入という形で入学。2017年にはマウンテン・ウエスト・カンファレンス(ボイシ州立大学を含む11校の対校戦)3000m障害で見事優勝。アメリカ国内でもその名を知られつつある
②岡田健選手(カリフォルニア大学)
 國學院久我山高校時代に全国高校総体1500mや全国高校駅伝に出場経験を持つ岡田選手。打越選手の2年後輩に当たり、打越選手の影響や世界ユース陸上競技選手権でのアフリカ人選手の強さを見て留学を意識した岡田選手。2015年秋にカリフォルニア大学に入学すると、2017年に行われたペイトンジョーダン招待(=カージナル招待。カリフォルニア州で行われる世界最高峰のトラックレース)3000m障害で見事優勝を果たすなど着実に力を付けている
③高松望ムセンビ選手(元オレゴンプロジェクト)
 大阪薫英女学院高校1年時から3年連続で全国高校駅伝では好走を見せて2年時には優勝メンバーの一員となっている。その素質を買われアメリカで練習をするオレゴンプロジェクトの仮メンバーとなったものの、現地のレースでは最下位が続いてしまう。世界との差を見せつけられてしまい失意のまま帰国。現在は父親のマクセルムセンビさんの指導の元、日本代表を虎視眈々と狙っている
④小山香子選手(ニューメキシコ大学大学院)
 順天堂大学4年時に日本インカレ1500mで優勝したスピードランナー(2位はあの飯野摩耶選手であることを考えると凄みが伝わるだろう)であり、実業団に進むと思われていた。しかし彼女が選んだ進路はアメリカの大学院であった。かくして2016年秋にニューメキシコ大学大学院に入学。今年の秋に卒業予定(アメリカは秋が入学と卒業シーズンのため)のため、アメリカでの良い経験を日本陸上界に還元してもらいたい
※大迫傑選手はあえてカット

 明日は「駅伝カルチャー」というタイトルでお送り予定


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