第94回箱根駅伝3年生以下の区間順位③

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2025/06/18 08:14

第94回箱根駅伝3年生以下の区間順位③

第三弾書いちゃいました(^-^;

順天堂大学ー止められないジグザグな流れー
2区:塩尻和也選手(3年)、区間8位/14人中
3区:橋本龍一選手(2年)、区間5位/16人中
4区:難波皓平選手(2年)、区間10位/13人中
5区:山田攻選手(3年)、区間2位/14人中
6区:江口智耶選手(3年)、区間10位/18人中
7区:清水颯大選手(1年)、区間10位/11人中
8区:野田一輝選手(2年)、区間4位/14人中
　往路優勝候補とまで言われたものの、ジグザグな戦いに終始してしまった。2区を走った塩尻選手は10位で襷を貰ったものの足が動かなく、順位はキープするものの1時間9分台の走りに留まった。3区を走った橋本選手が流れを順位を上げるものの、4区を走った難波選手は周りのハイペースについていけず15位で襷を繋ぐ。ひっくり返したのは2年連続で5区を走った山田選手であった。順位を7つ上げて8位で往路を何とか終える。往路優勝を狙った順天堂大学としては苦しい戦いとなった。復路では8区を走った野田選手の好走が光ったものの、順位を上げることはできず14秒差でシード権を逃してしまう。塩尻選手、難波選手、清水選手の実力はこんなものではないはずだ。来年度は上位進出を目指してほしいものである

駒澤大学ー9年ぶりの惨劇・・・ー
1区:片西景選手(3年)、区間3位/15人中
2区:山下一貴選手(2年)、区間10位/14人中
3区:下史典選手(3年)、区間6位/16人中
5区:大坪桂一郎選手(2年)、区間12位/14人中
8区:白頭徹也選手(3年)、区間10位/14人中
9区:堀合大輔選手(3年)、区間2位/12人中
10区:伊勢翔吾選手(3年)、区間4位/14人中
　21世紀に行われた三大駅伝で最多優勝を誇った駒澤大学。しかし今年は厳しい戦いを強いられた。1区を走った片西選手は先頭と16秒差の走りを見せるものの、直前に2区を任せられることとなった山下選手が実力差を見せつけられ順位を11位まで落としてしまう。その後は徐々に順位を上げていくが5区を走った大坪選手は序盤から足が動かずに13位で往路を終えてしまう。復路では9区を走った次期駅伝主将の堀合選手、10区を走った伊勢選手が意地の走りを見せたものの僅かに届かず9年ぶりにシード権を逃してしまう。今回箱根駅伝に出場しなかった選手の中には全日本駅伝に出場した次期主将の物江雄利選手(3年)・中村大聖選手(2年)・加藤淳選手(1年)やハーフマラソンで1時間3分台の記録を持つ小原拓未選手(1年)をはじめとした実力者が揃っている。箱根駅伝予選会をぶっちぎりの成績で突破し、3年ぶりの箱根駅伝3位以内を目指す日は近い

神奈川大学ー全日本王者がまさか・・・ー
1区:山藤篤司選手(3年)、区間5位/15人中
3区:越川堅太選手(2年)、区間8位/16人中
5区:荻野太成選手(2年)、区間14位/14人中
6区:安田共貴選手(2年)、区間9位/18人中
　「山は恐ろしい」そう感じさせる戦いとなった。1区を走った山藤選手は区間6位(3年生以下の選手の中では5番目)で走りきり、4区終了時点では3位に付ける。しかし5区でまさかの事態が起こってしまう。5区を走った荻野選手は序盤からペースが上がらない。そして登りが本格的になると更にペースが落ちていく。何とか国道1号線最高地点に到達するものの、ペースが更に落ちていってしまう。結果的に往路は15位。総合優勝は絶望的な位置となってしまった。6区を走った安田選手は立て直すべく走り出したものの順位を1つ上げるに留まり、総合13位で終えてしまう。強い4年生が卒業するなかで強敵揃いの箱根駅伝予選会を迎えるものの、突破をしてシード権を奪還できるか見ものである

國學院大学ー躍動した4本柱！ー
1区:浦野雄平選手(2年)、区間2位/15人中
3区:青木祐人選手(2年)、区間3位/16人中
4区:土方英和選手(2年)、区間2位/13人中
6区:臼井健太選手(1年)、区間17位/18人中
10区:江島峻太選手(3年)、区間5位/14人中
　箱根駅伝経験者は5人と少なくなるものの、そのうち4人が3年生以下の選手の中では上位5人に入る走りは来年に繋がるだろう。1区を走った浦野選手は区間2位の力走(先頭と14秒差)を見せて流れを作った。3区を走った青木選手は2区終了時点で大きく落ちた順位を4つ上げて襷を繋ぐと、4区を走った土方選手は順位を5つ上げて9位で襷を繋ぐ。その後他校の実力者に徐々に引き離されてしまい、復路の鶴見中継所でら僅か30m届かず繰り上げスタートの憂き目に遭ってしまう。しかし10区を走った江島選手は気持ちを切らさない快走で14位でゴール。青木選手、江島選手は故障がちであり試合に出られない日々が続いたが試合に出たら強かった。他の選手が伸びてくれば、7年ぶりのシード権も見えてくる

中央大学ー課題と収穫の15位！ー
1区:舟津彰馬選手(2年)、区間7位/15人中
2区:堀尾謙介選手(3年)、区間7位/14人中
3区:中山顕選手(3年)、区間4位/16人中
4区:苗村隆広選手(3年)、区間7位/13人中
5区:畝拓夢選手(1年)、区間7位/14人中
6区:冨原拓選手(2年)、区間16位/18人中
7区:安永直斗選手(2年)、区間7位/11人中
8区:神崎裕選手(3年)、区間9位/14人中
9区:池田勘汰選手(1年)、区間11位/12人中
　11位以下の大学の中で最も来年に繋がったのは中央大学だろう。箱根駅伝経験者が9人残るのは箱根駅伝予選会出場校中最多である。更に往路は10位とシード権内に位置付けた。原動力となったのは2区を走った堀尾選手、3区を走った中山選手だろう。堀尾選手は12位でスタートしながら順位を3つ上げる力走を見せる。更に中山選手は故障からの復帰途上ながら区間6位の走り(3年生以下の選手の中では4番目)を見せて8位まで押し上げる。その後は徐々に順位が下がっていき、総合15位で終えたものの着実に復活への道を歩んでいる。来年度はこぞって区間下位に沈んでしまった復路での粘り、そして山での好走が鍵となるだろう

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