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駅伝オタクの自己満足

駅伝オタクの管理人によって2017年末に設立。自己満足で更新しつつ陸上ファンが増えることを願う日々。毎日更新予定

箱根駅伝のコースを自転車で漕いでみた!前編

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箱根駅伝のコースを自転車で漕いでみた!前編

2年前に考え付き、そして実行した突拍子もない無謀?な挑戦のレポートをここに残したいと思います(笑)
※良い子と時間に余裕のない人は絶対に真似しない方が良いです…

 A.M8:00、寒さに悶えながらも箱根駅伝のスタートと同じタイムに大手町を出発。1区のコースは新八ッ山橋や六郷橋を除くと全体的に平坦であり、走りやすいコースである。箱根駅伝の10区間の中で一番楽だ。(信号の影響もあり)区間記録から大幅に遅れるタイムながらも鶴見中継所に到着。ここまで平坦な道が続いていたため「箱根駅伝のコース思ったより楽勝」とたかをくくっていた筆者。45分後、その驕りは脆くも崩れ去ってしまうことを筆者は知るよしも無かった

 A.M.9:50、権太坂へ到着。最初の100mは「こんなものか」という感覚。そのまま登るものの何かがおかしい…。足がどんどん重くなるのだ。「なるほど、権太坂でペースが落ちるとはこういうことか」そう感心するのも束の間、足に蓄積していく疲労でこの日初の苦しみを味わう。もがき苦しみながら登りが終わり、下りへと突入。一旦足の疲労が抜ける。しかし最後に待ち受けるのは20km過ぎからの戸塚の坂。権太坂と違い急坂であり、ギアを下げながらも何とか登りきる(自転車立ち入り禁止の場所が一部あるので、そこは避けながら)戸塚中継所で倒れこむ選手の気持ちが少しは分かった

 A.M.10:25、3区に突入。数分経過するといきなり下る感覚になる。遊行寺の坂だ。登りで疲弊しきった今の筆者にとって、この下り坂は休憩になる。下り切った直後のアップダウン(この時初めて存在を知った)を過ぎると住宅街の中を漕ぎ続ける。そして見えてきたのは…。海岸線だ。往路も半分が終わったことを告げる絶景を左側に漕ぎ続け、平塚中継所に到着。この日は風が強くなかったため楽なコースだと感じられたものの、風が強かったら難コースになっているだろう。

 A.M.11:50、平塚中継所近くのコンビニで軽食を食べて4区に突入。海岸線に別れを告げると登り坂がやってくる。ギアを下げると、次は下り坂。ギアを戻すと、また登り坂。アップダウンのある区間とは知っていたが、これほどまでに短い感覚でいくつもあるとは…。準エース区間と呼ばれていた理由が分かる。アップダウンを繰り返すと見慣れた街並みに突入する。小田原市街だ。4区の中で傾斜の無い数少ない地である小田原市街で途中棄権も考えた。しかし当時の筆者は「ここで中途半端に止めてはいけない!」と考え、山へと向かってしまうのである…

 P.M.0:50、旧4区の中継所を通過。権太坂ほどの傾斜の登り坂を登り、現4区の中継所も通過し、いよいよ5区へ挑んでしまう。傾斜は少しずつ急になっていき、更に足への疲労が一気に襲ってくる。たまらず箱根湯本駅で2度目の休憩。ここでも途中棄権を考えたものの先述した意思が阻害し、再び登り坂に挑んでしまう…

 P.M.1:45、最も傾斜が急と言われる宮ノ下を通過。この頃から息が苦しくなるものの、疲労の限界を越えたのか登りに慣れたのか足は苦しくなく、漕ぎ続けることはできた。そして国道1号線最高点の姿が見える。小田原市街を抜けてから続いた地獄に終止符が打たれた瞬間であった。「ここからは下りだ」その一心で自転車を漕ぎ続ける。鳥居の下をくぐり、いよいよゴールへ!

 P.M.2:25、芦ノ湖のゴールへ到着。軽食や信号待ちの影響からか6時間30分を僅かに切る程度のタイムであったものの、往路のコースを完走。しかしまだ半分である。ここから更なる試練が待ち受けているのだ。続く

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