お待ちかね？の駒澤大学編に差し掛かりたいと思います

駒澤大学ー革命の常勝軍団ー
オーダー
1区、片西景選手(3年)
2区、中村大聖選手(2年)
3区、下史典選手(3年)
4区、加藤淳選手(1年)
5区、大坪桂一郎選手(2年)
6区、中西亮貴選手(4年)
7区、工藤有生選手(4年)
8区、小原拓未選手(1年)
9区、堀合大輔選手(3年)
10区、伊東颯汰選手(1年)
リザーバー
・紺野凌矢選手(4年)
・高本真樹選手(4年)
・伊勢翔吾選手(3年)
・白頭徹也選手(3年)
・中村大成選手(2年)
・山下一貴選手(2年)

・今年はどういうチーム？
　ハーフマラソン。新チーム移行後の丸亀ハーフマラソンでいきなり片西選手がPBを大幅に更新。更に日本学生ハーフマラソンで工藤選手・片西選手・下選手が62分台を叩き出す(中西選手が63分台前半)。そして夏に行われたユニバーシアードハーフマラソンでは片西選手が1位、工藤選手が2位という快挙を成し遂げる。とどめは全日本駅伝直後の上尾シティハーフマラソンでは全日本駅伝メンバー外であった伊勢選手が2番手でフィニッシュ。伊勢選手に続き、全日本駅伝メンバー外であった高本選手と小原選手も63分台でゴールするなど、ハーフマラソンで結果を残している

　トラックレース。4月の世田谷記録会で物江雄利選手が5000mで自身初の13分台に突入し、波に乗ったかに見えた。しかし関東インカレの長距離種目では工藤選手が5000mで8位、片西選手がハーフマラソンで8位になるだけに留まってしまった。それでも駅伝シーズン直前には加藤選手が自身2度目の5000m13分台、出雲駅伝直後の日体大記録会で山下選手が5000mでPBを出すなど存在感を示した。10000mでは11月の学連記録会で中村大成選手が、12月の日体大記録会で佐々木聖和選手がPBを大幅に更新し、来年に繋げた印象がある

　駅伝シーズン。出雲駅伝では1区から噛み合わず後手に回ってしまい7位に終わったものの、全日本駅伝では新戦力を試しつつ昨年と同じく4位でゴール。後半区間は未経験者で固めながら順位を上げたのは評価できる。距離が長くなるほど強くなっており、箱根駅伝でも期待が大きいものの29日に発表された区間エントリーは意外なものであった・・・

・5区になんと・・・
　昨年まで2年連続で5区を走っていた大塚祥平選手が卒業し、不安要素であった5区。その5区にエントリーされたのは何と2年生の大坪選手。今年の出雲駅伝・全日本駅伝ともにエントリーメンバーに入っていたものの、学生三大駅伝経験はまだない。紺野選手・山下選手・小原選手と5区候補と思われてきた選手たちを差し置いてのエントリー。経験者がいないなかで、5区や6区の選手をエントリー変更することは普通は考えられない。そのため恐らく5区は大坪選手が走る。大八木監督が自信を持って送り込んだ秘密兵器は5区で躍進することができるのか？

・エース工藤選手は・・・
　もう一つ衝撃的であったのは2年連続で2区を走っていた工藤選手がなんと今年は7区にエントリー。報道によると「左太もも裏の痛みがあり、走りやすい7区にエントリー」と書かれている。2区で上位進出、あるいはトップを狙っていた駒澤大学にとって、工藤選手を2区で起用できないことは痛手であることは間違いない。替わりに2区にエントリーされたのは全日本駅伝7区で躍進した中村大聖選手。ハーフマラソンでは64分台だが、全日本駅伝メンバー外だった高本選手や小原選手の走りを考慮するともっと好走できる。しかし工藤選手の役割を押し付けるのは荷が重すぎる。今年の2区は耐えることを前提にしよう

・狙いは復路優勝!?
　6区には満を持して昨年の6区候補の1人であった中西選手が、8区には5区候補の1人であった小原選手、9区には昨年10区で区間6位と躍進した堀合選手という今年ハーフマラソンで64分を切った3人がエントリー。区間エントリー発表前の会見で大八木監督は「狙いは往路優勝。復路は耐えて、総合3位を目指す」と掲げていたが、工藤選手が7区にエントリーされた今回の布陣を見ると復路優勝の方が狙える可能性が高いように感じる。10区に誰が替わるのか、それとも伊東選手が出走するのか。当日まで目が離せない状況が続くのは間違いない

・エントリー変更予想は？
　今年の実績から考慮すると…
・2or4区に山下選手
・7or10区に伊勢選手
・4or10区に高本選手と予想している